経営者であれば誰しも常に直面している問題といえば、一番に何が思い浮かぶだろう。 資金繰り、幹部人事、思い通りにならない計画と結果、検討ばかりで結果を一度も持ってこない銀行担当者、1日が24時間しか無いこと・・・ おそらく…
「M」の記事
CFOが教えるデットファイナンスだけじゃない銀行の有効活用法
会社を設立するという行為は、やはり特別なものだ。 特に、最初に株式会社を設立した時のことであれば、何年経っても忘れないという経営者がほとんどだろう。 私自身、初夏の刺すような日差しの下、ネットで見つけた格安司法書士の粗末…
本当に優秀なCFO(幹部)の見極め方
会社経営者にとって一番悩ましい問題と言えば、おそらく優秀な人材をどう確保するか、ということのはずだ。 率直に言ってその他のことは、問題が可視化されていればそれに至るマイルストーンが見えないということは少ない。例えば設備投…
従業員や会社が不祥事を起こしたときのこと
当時中学生か高校生だった私は、深夜に地上波で放送していた、「新・スタートレック」というドラマを偶然見かけ、その世界に一気に引き込まれ、ファンになったことがある。 新スタートレックはアメリカのドラマで、宇宙船エンタープライ…
だから私は会社を辞めた~CFO(COO)が会社を去るとき~
私はかつて、CFOとしてあるいはCOOとして、いくつかの会社で経営トップにもっとも近いところにいた。当然、この立場は会社と一体だ。経営者の全てを理解し、会社を誇りに思い、ステークホルダーにも会社を代表して対応することにな…
ゼロ戦から学ぶベンチャー経営の戦い方
会社経営者には、致命的な失敗を実践で学ぶことが許されていない。 おおよそ従業員を雇い顧客を持つ会社という存在には、健全な事業の継続がもっとも優先されるべきものであり、支払いの遅れや給与の未払い、納期の遅延はもっとも不道徳…
CFOはCEOとどこまで意見を戦わせるべきか
会社は言うまでもなく、CEOが最終的に決断した経営方針が絶対だ。 最終的に責任を取れるものだけが決断を下すことができ、そしてその責任から逃げないことで会社は存在することができる。その一方で、どれだけ小さな会社でも、その組…
ターンアラウンドの現場-荒みきった会社をマネジメントするには
リーダーとは全体への奉仕者-。 そんな「きれいごと」を耳にしたことが無い人は、おそらくいないだろう。 自己啓発本のたぐいで好まれるフレーズで、その論調は概ね、部下と組織のために献身的に仕事をするものこそが真のリーダーであ…
社長と役員の給料はいくらであるべきなのか
創業経営者と幹部社員、従業員の給与はいくらであるべきなのだろうか。どのようにバランスさせるべきなのだろうか。 経営トップ以外の幹部や従業員については、その考え方は比較的簡単だ。幹部であれば、その人物のキャリアや能力がどれ…
究極の場面で、No.2が忠誠を誓うべきは株主or経営者or従業員!?
まだ29歳の若造だった頃の話だが、債務超過に陥った会社の経営企画室長への就任を打診されたことがある。 話を持ち込んできたのは都銀系VC(ベンチャーキャピタル)の投資部長で、私が証券会社出身でエクイティに明るく、経営の計数…